京野菜を使ったイタリアン。
イタリア料理とは、そもそもその地域に根ざした食材を活かした料理。
この定義を「イタリアンと京野菜の見事な調和」として具現化できるシェフは、いったい何人居るのだろうか。
※京野菜
http://www2.ocn.ne.jp/~greenfrm/kyou.html
2005年11月11日に丸の内にオープンした『TOKIA』。
29の個性派飲食店の一つが、あの笹島シェフの二号店である。
オープン早々に電話をかけてみるも、既に電話が繋がらない状態。
(予約の電話が殺到して電話回線がパンクしたとの情報も)
しかし、諦めずにかけるとたまたま繋がり、ラッキーなことに予約ができた。
18時の開店に合わせて訪れたため、他のお客さまはほとんどいらっしゃらなかった。
マコーレ(西アフリカの熱帯降雨林地域が産地)という樹木のブラウンとモスグリーンの背の組み合わせが渋い。
@Vino
ディナーコースは完全にお任せでお料理の内容が分からないため、お店の方と相談してワインを選ぶ。
2003 OPIS CHARDONNAY
思ったよりスモーキーではないものの、豊潤なミネラル分を有しているため、お料理と一緒にいただかなくても十分楽しめる。
http://www.eurovin.co.jp/shop/farnese.htm
A付き出し
オリーブ三種
オリーブはそれほど得意ではないが、美味しくいただけた。
BPane
パンは同じくTOKIA1階にある「ブーランジェリ・パティスリー・ブラッスリー VIRON」のものを入れているらしい。
◇バゲットと全粒粉パン
◇胡桃入りフォカッチャとグリッシーニ
フォカッチャのみ、自家製とのこと。
それぞれのパンをエクストラバージンオリーブオイルにつけていただく。
ジューシーかつフルーティーなオリーブオイル。
香りもよい。
CPrimo Antipasto
横長のお皿に二種類。
◇シューで鮪のタルタルをサンドしたもの
黄ピーマンとアボカドの二色ソースの上に鱒の卵が乗っている。
シュー生地の上を取り、タルタル、ソース(一種類ずつ)、鱒の卵を少しずつ取っていただく。
サクサクのシュー。
苦味はなくコクのある黄ピーマンのソース。
好物のアボカドソースは当然美味。
◇甘鯛 聖護院かぶのソース 赤蕪のソース
甘鯛の薄い鱗がクルクルッと丸まっている。
鱗の間にきちんと油が行き渡るようにし、皮目だけしっかりと焼いているのかな。
身の方に火が通り過ぎないようにするには、経験がものを言いそうだ。
食べてみるとパリパリの食感。
柔らかい甘鯛との組み合わせが◎
聖護院かぶをペーストにしたソースもまろやかで美味。
赤いのは赤かぶのペーストだそう。
優しいはんなりとしたお味。
DSecond Antipasto
雲丹 エンドウ豆 茶碗蒸し オマール海老
ウニの殻に底から順に、茶碗蒸し、えんどう豆のソース、オマール海老を茹でたもの、ウニ。
ひんやりとしているが、生臭さは感じられないウニ。
食感は気持ちカニ蒲鉾のようなオマール海老。
このオマール海老をえんどう豆のソースと共にいただく。
最後はあっさりとした茶碗蒸しでほっこり。
ETerzo Antipasto
アイナメの焼きしめ キャビア うるい トマト ゼンマイ あん肝 トマトパウダー
初めていただく山菜・うるいは、クセがなくシャキッとした歯ごたえが◎
ゼンマイとのコンビですっかり和食をいただいている気分に。
全体にまぶしてあるピンクの粉上のものは、通称「トマトパウダー」。
トマトの汁を濾して凍らせたものをパウダー上にしたもの。
冷たくてさっぱりとした感じ。
パウダー ⇒ あん肝 ⇒ パウダー ⇒ キャビア ⇒ パウダー
と交互にいただく。
パウダーではないトマトはかなりのジューシー。
瑞々しくて、非常に甘い。
湯引きされたアイナメは皮ごとその食感を楽しむ。
※うるい
http://www.yamagata.nmai.org/umaimono/kinoko/urui.html
http://www.h2.dion.ne.jp/~w-plants/urui.htm
FQuarto Antipasto
穴子 フォアグラ 百合根 水菜
穴子は巻いて揚げたもの。
穴子の下には百合根をペースト状にしたものがあり、それがとろーりとしたあんかけのようなスープに浸っている。
あつあつの穴子をハフハフといただく。
パリパリの衣がスープで微妙にふやけた感じが◎
GPrimo Piatto - Pasta
九条葱と白子のスパゲッティー 柚子
きちんとアルデンテのパスタ。
濃厚なソースが絡んだ九条葱。
柚子の香りと共にいただく。
美味。
HPrimo Piatto - Risotti
パルマ産生ハム、トリュフ、キャベツのリゾット
スライスしたてのトリュフの香りがすごい。
薄くスライスされたトリュフ、生ハム、キャベツ、それぞれをリゾットと組み合わせていただく。
チーズと混ざり合ったお米の食感は、ほどよいもっちり感で、かつほどよく芯も残っている。
Iお口直し(Sorbet)
フランボワーズのソルベ シャンパンのジュレ
甘酸っぱさがたまらない。
絶妙のお口直し。
デザートスプーン
JVino
2000 Palazzo della Torre
アマローネを造った後の葡萄の皮を加えて再発酵させるという、少し変わった醸造法で造られるワインだそう。
http://www.tsuruyasaketen.com/newpages/13967.htm
※アマローネとは
http://amarone.no-ip.com/whatis-amarone.html
※2001 Palazzo della Torre
http://www.spreadwine.com/data/file/data07/38.shtml
KSecond Piatto
フランス産鴨 大根 海老芋 ブロッコリー 人参 鰹出汁で大根を茹でる
鴨肉は非常に柔らかい。
しっかりと焼き色がつけられた皮と共にジューシーな食感。
臭みは特にない。
ソースのベースになっているのは昆布出汁。
大根も昆布出汁で茹でられている。
LDolce
◇スフレチーズケーキ 生クリーム添え
あつあつふわふわのチーズケーキ。
生クリームと共にいただくと口の中が幸せ状態。
周りにはハチミツ、バナナチップ、ピスタチオ。
美味。
◇ティラミス ミルクシャーベット
マスカルポーネチーズの風味とさっぱりとしたミルクシャーベットの組み合わせを楽しむ。
MCaffe
紅茶
カプチーノ
ブラッドオレンジジュース
N小菓子(Petit four)
メレンゲ ビスコッティ トリュフチョコ
前半は懐石料理のような繊細な味付け、食感、彩り。
後半は徐々にイタリア色を出しつつも、和食のエッセンスが取り入れられているように感じた。
是非また訪れたいと思う。
いずれは京都店も・・・。
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IL GHIOTTONE(イル ギオットーネ)@丸の内 TOKIA 1F
おまかせコース:¥10,000-
http://www.ilghiottone.com/home.html
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TBありがとうございます。
ここは本当においしいですよね。
私たちの中で、イタリアンのお勧めベスト2のうちのひとつになります。
また、そのうち行けたらと思いつつ、確かに予約が大変で・・・
こちらのお料理もまたおいしそうで、よだれモノ☆
次はどんなお料理に巡り会えるのか・・・楽しみです。
私の中でもイタリアンベスト3に入ります。
まだそんなにいろいろ行ってないですが(^^;
同じくまた行きたいのですが、本当に予約が大変ですよね。
でも、がんばります!
ほど良く和の食材を取り入れたメニューが嬉しく、
しかもどれもとてもおいしいですね。
ディナーもさすが、素敵です。
予約が取りにくいことは承知ですが、
そのうちディナーにもチャレンジしようと思います。